ホットウィール RRROADSTER

2014年に発表されたRRROADSTERはホットウィールのラインナップの中ではオリジナル車両に位置づけられます。
今回の1台は2019年モデルに当たりますが「RR」と付けられているようにレーシーなデザインです。
サイドから見ると前方のオーバーハングが切り詰められていて運動性能に配慮されています。

前後のサスペンションはフロントはダブルウィッシュボーンでリアはマルチリンクを採用しています。
前後の重量配分を考慮して、重量のあるトランスミッションをデフと一体化してフロントエンジンと離れた後部に置いたトランスアクスル方式を採用しています。
搭載しているスーパーチャージャー付きの5.0リットルV8エンジンの最大出力は600馬力です。

フロントウインドウというよりもレーシングスクリーンと呼ぶほうが似つかわしい外観です。
ボンネットフード前端にはエアスクープが設けられているところもV8エンジン搭載のアメリカンスポーツカーを思わせます。

最新の空力デバイスが装備されている車体下部と比べて、後部フェンダーの膨らみなどクラシックなコルベットやコブラなどを思わせるデザインの対比が面白いです。

エンジンは前後重量の50：50を計るためフロントミッドシップレイアウトの採用により前輪軸よりも後方に設置されています。

コンパクトなボディにV8エンジンが収まり切らず、切り開いたボンネットフード開口部には異物防止の為に樹脂カバーが被せられています。

デザイナーはフレイザー・キャンベルとなります。